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太平洋マテリアルの製品

太平洋マテリアルが展開している製品の特徴や品質のための取り組みについてご紹介します。

代表的な製品と使用場面

太平洋マテリアルで取り扱っている製品が社会のどのような場面で役立っているのかを知っていただくために、代表的な製品をいくつかご紹介します。

01 - 太平洋エクスパン / 太平洋ハイパーエクスパン

コンクリートの乾燥収縮・ひび割れを大幅低減する世界初の石灰系膨張剤。

特徴

コンクリートで作られた建造物を維持するために解決しなければいけない問題が「ひび割れ」です。
コンクリートというものは、固まってしまえばずっとそのままの強度を保つと思われるかもしれませんが、実際には「収縮」する性質があり、ひび割れが発生しやすくなることが欠点とされています。そのため、その収縮をある程度緩和するために「膨張剤」というものを用いるのですが、膨張しすぎてしまうとコンクリートを痛めてしまい、最悪の場合は壊れてしまいます。
太平洋エクスパン / 太平洋ハイパーエクスパンは、そのようなコンクリートのひび割れを大幅に低減することができる「非常に扱いやすい膨張剤」として、さまざまなコンクリート製品に用いられています。

活用事例

コンクリート建築の地下躯体や駐車場にも使用されます

滑走路などの滑らかな舗装コンクリートにも必要不可欠です

02 - 太平洋ユーロックス / 太平洋プレユーロックス

太平洋エクスパンをもとに生まれた高性能な無収縮モルタル。

特徴

コンクリート構造物の基礎工事や補修、耐震補強などで使用されるのが「無収縮モルタル」です。「無収縮」とある通り、固まっても収縮しないことが特徴で、ひび割れを防ぐ性質があります。
太平洋マテリアルでは、普通のモルタル(ベースモルタル)製造時に混ぜるだけで無収縮モルタルを作れる「太平洋ユーロックス」や、用途に応じてさまざまな特性を持つ「太平洋プレユーロックス」シリーズなどを開発しており、橋梁工事や耐震補強、水中工事など幅広い場面で活用されています。

活用事例

コンクリート構造物に幅広く利用されています

洋上風力発電事業の国内サプライチェーン確立にも貢献

03 - 太平洋ミネラルファイバー

耐熱・耐火・保温・保冷・断熱…さまざまな場面で活躍する環境にやさしいロックウール。

特徴

太平洋ミネラルファイバーは、太平洋マテリアルが製造するロックウールおよびロックウール製品の総称です。
「ロックウール」とは天然鉱物由来の人造鉱物繊維のことで、2006年にその有害性から製造・使用が禁止された石綿(アスベスト)に替わる安全かつ環境にもやさしい製品として広く使用されています。
その特性としては、不燃・断熱・保温・吸音(防音)・保水・吸水・軽量などがあり、建設工事以外にも農業用としてイチゴやトマト、ほうれん草の育苗・栽培用などにも使われています。

活用事例

建物の天井や壁、床などの断熱・保温に

農業用としても活用されています

04 - 太平洋ブライスター / 太平洋パワーブライスター

岩石やコンクリートも静かに・安全に・計画的に砕ける静的破砕剤。

特徴

岩やコンクリートを砕く必要のある解体工事では、特に近隣住民への騒音に気をつけなければなりません。そこで役に立つのが「静的破砕剤」と呼ばれる薬剤です。静的破砕剤は、化学反応によりじっくりと膨張する特性があるため、砕きたい岩やコンクリートに穴を開け流し込むことで、内部から破砕するという使い方をします。これにより、火薬を用いた爆破解体などと比べると騒音や振動を防ぐこともでき、周囲に破片が飛んだりするリスクも低減する、かつ施工も簡単、というメリットがあります。

活用事例

水と練り混ぜ、穴を開け流し込みます

内部で膨張し亀裂が発生してきます

05 - 太平洋ショットマスター

トンネル内部の壁面コンクリートなどを急速に固める急結剤。

特徴

多くのトンネル工事の現場に欠かせないのが、「吹付けコンクリート用急結剤」と呼ばれる薬剤です。特に山を貫通して建設するトンネル工事などの場合には、掘削した穴の内部はもちろん地山が剥き出しの状態ですので、コンクリートを吹き付けて急速に硬化させトンネル空間を安定的に維持する必要があります。
太平洋マテリアルが製造する急結剤「太平洋ショットマスター」は、短時間で強く固まり耐久性にも優れる薬剤としてさまざまなトンネル工事に役立てられています。

活用事例

トンネルなどの吹付けコンクリート工事に使います

様々なトンネル掘削のシーンで活用されています

品質向上のための取り組み

お客様のニーズを確実に製品づくりに反映

太平洋マテリアルでは、お客様の窓口となる営業部門と、製品づくりの要である研究開発部門、そして製品供給を担う製造部門が密接に連携。社内で定期的に行なわれる会合・ミーティングでは、お客様からのニーズや各製品に関する懸案事項などが細かく情報共有され、品質改善やより高品質な製品づくりへと反映されています。

専任営業制を採用

太平洋マテリアルでは、製品ごとに専任の営業スタッフが担当する「専任営業制」を採用しています。
一人ひとりの営業スタッフが、個々の製品に関する“プロフェッショナル”となることで、お客様への技術サポートはもちろん、現場のニーズに合わせたより的確な製品提案が可能となります。

開発・生産設備

開発研究所

開発研究所は、太平洋セメント㈱中央研究所で、常時300名を超える太平洋セメントグループ企業の研究者たちとともに、日々製品の開発と改良に取り組んでいます。施設内には、多くの化学分析機器や土木・コンクリート試験設備を備え、大型の各種模擬試験装置を用いて、より実際の現場に近い環境での性能試験が行えることも強みとなっています。当社では、このインフラを最大限に活用し、お客様のニーズに応えながら、常にさまざまな機能性をもつ基材の開発と、その基材を生かした製品の開発を行っています。

設備について詳しく見る

直営3工場を含め全国にある生産拠点

太平洋マテリアルでは、直営3工場および全国の提携委託工場により、自社製品のすべての生産を管理しています。各工場では、毎日の日常検査、月例検査はもちろん、焼成・粉砕を行う製品であれば中間製品の段階で品質チェックを必ず実施。常に安定した品質の製品を、お客様へ提供します。

ともに未来づくりに挑戦する仲間を募集しています。

私たち太平洋マテリアルは、最先端の建材技術を持ち、開発・製造から販売まで手がけるトータルサプライヤー企業です。環太平洋エリアのトップセメントメーカーである太平洋セメントグループのブランド力、そして世界トップクラスの品質を武器に、ともに太平洋マテリアルブランドを全世界に発信していきませんか?

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